フォロワーになるか？ パイオニアになるか？

　今、南カリフォルニアにあるサーフタウン、カールスバッドで日本人としては目が離せない動きが起きている。その中心にあるのが『GONZO!』。2020年、コロナ禍にオープンしたこの海辺のラーメン屋では音楽ライブも行われており、この４年の間に気鋭のサーファーたち、スケートボーダーやミュージシャン、ビール好きたちが好んで集まってくる場所になった。もちろんみんなGONZO!に、ひいては日本カルチャーに魅せられた若者たち。必然、コラボレーションが随所で自然発生して、日本の今とカリフォルニアの今を掛け合わせた新しいカルチャーシーンが誕生しつつあるのだ。
　サーフカルチャーを愛する日本人の多くはずっと、カリフォルニアに憧れてきた。でも、カリフォルニアの若者たちは今、日本人が想像する以上に日本のカルチャーに興味関心を持っている。カールスバッドで、GONZO!で、局地的に盛り上がっている新しいうねりがこの先、一体何をもたらすのかは、まだ誰もわからない。けれど、きっと型破りで自由で面白いライドになる。だって、それがGONZO!のスピリットだから。ここからはじまる新しい物語の目撃者に、いや、できれば一員に、ぜひあなたにもなってほしい。

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